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幸せの黄色いゴムボート

in timeの時もBite Camera Actionの時もこいつに乗っていた。
今はなき「バスと釣り人」の取材、旧吉野川でも。


愛用約18年、途中浮気はあれど乗り続け、度重なる修理に耐え老衰にて本日の釣行をもって引退。


よく頑張ってくれた。




激流、空気漏れの中、最後まで役目を果たしてくれた。ブヨブヨになりながらもその利点はなんたるかを身をもって教えてくれました。(最善の安全は考慮の上です)。
だいぶ感傷に浸りたいと思います。
出会いは学生の頃、当時つるんでいた友達の親父さんが所有していたこいつを持ち出し、まだ色んなルールがなかった池原ダムに浮かべた時が始まりでした。


借りパクはもう時効、笑。
時間が思い出にしてくれました。
ありがとう。





「若かりしき頃の愛艇。ツヤが違います」。




「野池のハシゴするなら最軽量」。
そう言って重い底板をお風呂マットで代用する術はjokerのナカタニさんに教えてもらいました。




B.C.A vol.2の時も無理くり関東に持って行った。
後期にはパドルも片方紛失し、左右違う型でそりゃあ漕ぎ辛いこと。
ゴムボ乗りあるあるなんてたくさんありますがその不精から、パドルを留めるためのネジ、何度ホームセンターに買いに行ったことか。


色々積み忘れ、時には船体「しか」ない日もよい思い出。
思えばエレキを始めて装着したのもこいつが最初。当時、お金なかったし軟弱だと思い込み、琵琶湖も手漕ぎオンリーで漕ぎ回ってました。
遭難だって数え切れないし、一晩明かす事もしょっちゅう(若気の至り、今はしません)。
エレキを装着して、快適生活を手に入れてからも後先考えず、バッテリーも使い切って、夜中に泣きながら手漕ぎで戻ったり(同船してくれてた方々、すみませんでした)。
場所だって唯一所有の船ですからダムも川も池も天然湖も。
釣りに行き始めた友達も降ろすのが面倒だからと崖の上から放り投げ、「クッションあるから大丈夫」とドン引きさせてしまったことも今はいい思い出。
時には「移動だ!」と半しぼみで車に押し込まれ、「面倒くさい!」とキャリアも付けてない車に窓を開けてロープを通し、くくりつけ反対車線の方に冷ややかに見られたり。
でもなぜか「お前らにはわからんだろう」とよく分からない逆優越感の自由さが僕にとってはエネルギーになってたりしました。
ダサいとカッコいい、オシャレなんて紙一重なもんです。
とにかく真剣にこいつと遊び倒した。
その染み付いた感覚は遠くコロンビア共和国でも友達とピーコックをゴムボートでやったらブッ飛ぶだろうね、って会話したのを思い出すくらい。
いつだったか忘れましたが、とあるフィッシングショーにジョイクラフトさんが出展している時、随分進化したアイテムを眺めていて、声をかけてくれた方がいました。
僕、ここの船乗ってますと。でもこのモデルなんですと写真を見てもらい、話をするとビックリされて創業当時の初代モデルだとか。確か社長の奥様だったかと記憶してますがご丁寧にありがとうございました。
そして最近、めっきり会わなくなった一緒に乗ってくれた友達の事も思い出してしまいました。
みんな元気にしてますでしょうか?
泥舟と言われ、見た目がダサいと散々言われ、一緒に担いでもらってもその手を水で洗われるほどのヌルヌルまみれの愛艇。
時に哲学すら授けてくれるゴム。
結論は、こいつは沈まない、空気で浮かぶから。
今になっても変わらぬ信頼性。カヤックが増えようと友達と釣りができ、ポイントを分け合え、その場で喜び、ストーキング性も最良。
釣り道具としては愛用歴でいうと最長かもしれません。
その間、竿やリール、ルアーの嗜好など変わりましたから。


色々だいぶ美化しております。
唯一の欠点は衛生管理がマメでないと激臭になること。
新しく出会った方々とも一緒釣りしたいですね。それは2代目に任せようと思います。
さて本日に戻って。
場所は狙っても引退は狙ってなかったのに、最下流でやられた先週に次いで、今回は最上流で。
結果オーライで噛み付きよった魚。


「57センチをケレルにて」。
この魚はまだ事が発覚する前の出来事だったのですが・・・。
息も絶え絶え、今日が最後かもなぁ・・・なんてタイミングで


最後の最後に小粒が。
2020年初バスが。
もちろん、狙いには行ってるわけなのですが、こんな形になるとは。
華を添えてくれた魚よありがとう。
数々の感動はこの船と共にありました。













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