愛読書と愛犬と
- 2021/03/05
- 01:56
最近入手した著者の新刊。

猟師になりたいわけでもなければその覚悟もない小心者です。
むしろ、自身の魚釣り、を通じて自然を知りたい、と願う入門者です。
新刊を手にしたばかりだが、一度手を置き久しぶりに旧書籍を読み直す。

生々しさは当時と変わらず、唾を飲む音が聞こえるほど、文字を追う時間は音が聞こえなくなるほどに意識を奪われました。
昨年末、代々犬系なのですが、学生の頃、自分自身初めて生まれて間もなく家にきたワンコが家族となり、共に生活し、寿命を全うしたのを見届けました。
実家に帰るたびに千切れんばかりに尻尾をふってくれるその姿。人間のエゴである、と思うひねくれた自分の思いは家族とは共有せず、それでもキャンキャン喜びを表してくれる彼女に会うたびにウザがれるくらい撫で回し抱きしめました。
よく生きた。最後その瞬間を看取る事はできませんでしたが痩せ細り、冷たくなった身体を撫でている時、生命に関われ、教わった事に感謝しました。
骨になる本当の最後、撫でて撫でて思い出る言葉を口にしていました。
後年は実家を出ていたため、自分が知らぬであろう介護に労力を尽くしてくれた家族に感謝しています。
自分ももう若くはないせいか、時折押し寄せる涙腺の崩壊を抑え込みながら読む。
著者と愛犬フチとの文章が身に染み直りました。
生命とは、生きるとは、問い直す愛読書です。

猟師になりたいわけでもなければその覚悟もない小心者です。
むしろ、自身の魚釣り、を通じて自然を知りたい、と願う入門者です。
新刊を手にしたばかりだが、一度手を置き久しぶりに旧書籍を読み直す。

生々しさは当時と変わらず、唾を飲む音が聞こえるほど、文字を追う時間は音が聞こえなくなるほどに意識を奪われました。
昨年末、代々犬系なのですが、学生の頃、自分自身初めて生まれて間もなく家にきたワンコが家族となり、共に生活し、寿命を全うしたのを見届けました。
実家に帰るたびに千切れんばかりに尻尾をふってくれるその姿。人間のエゴである、と思うひねくれた自分の思いは家族とは共有せず、それでもキャンキャン喜びを表してくれる彼女に会うたびにウザがれるくらい撫で回し抱きしめました。
よく生きた。最後その瞬間を看取る事はできませんでしたが痩せ細り、冷たくなった身体を撫でている時、生命に関われ、教わった事に感謝しました。
骨になる本当の最後、撫でて撫でて思い出る言葉を口にしていました。
後年は実家を出ていたため、自分が知らぬであろう介護に労力を尽くしてくれた家族に感謝しています。
自分ももう若くはないせいか、時折押し寄せる涙腺の崩壊を抑え込みながら読む。
著者と愛犬フチとの文章が身に染み直りました。
生命とは、生きるとは、問い直す愛読書です。
スポンサーサイト